2015年9月24日木曜日

ボランティアリーダーがアジア・太平洋YMCAの仲間たちと!

=アジア・太平洋YMCA大会 参加報告=

2015年9月6日(日)~11日(金)、「アジア・太平洋YMCA 大会」が韓国テジョンで開催されました。
これは、4年に一度開催される大会で、本大会の前にはユースだけで集まる会議もあり、YMCA ACTのユースボランティアリーダーの小西 陸さんが参加しました。

アジア・太平洋のYMCAからの参加者と共に、様々なプログラムに参加し、世界の課題や若者が活躍することについてディスカッションをしてきました。


Japan Nightの盆踊り







ボランティアリーダー 小西 陸さん


今回参加して、小西さんは次のように話してくれました。

人の意見を聞き、自分の意見を伝えることの難しさを痛感したけれど、

言葉が通じなくても心を通わせれば友だちってできるんだということも感じました。
そして、改めて、宗教、国籍、言語などの壁を越えて通じ合っているYMCAの素晴らしさを感じる大会となりました。僕も彼らに負けないように、次に会った時に「今こんなことやってるんだ!」と胸を張れるような活動をボランティアリーダーとしてやっていきたいです。

YMCAは世界最大規模の青少年団体です。皆さんも、YMCAで世界中に仲間を作りませんか?

(YMCA ACT 平野絹絵)

2015年9月19日土曜日

東北の旅 ~ふりかえり~

YMCA ACT・運営委員会主催
 「見よう!聞こう!学ぼう!食べよう!東北の旅 Part3」  ふりかえり編

9月13日に東松島、南三陸、石巻を視察後、参加者のみなさんで振り返りの時をもちました。


<2年前と変わったこと、変わらないこと>

     防災対策庁舎の周辺を、5回目の訪問ではじめて「変わった」と思った。
高い土台で覆われ、海のほうも見えなくなっていた。町が“砂の中に埋められていく”という違和感もおぼえた。
     家が建ち、仙石線が開通、至る所での工事…とインフラができて、少しずつだが確実に新しい町づくりが進んでいるのを感じた
     さんさん商店街のお店に新たに加わった建物があった
     野原のままの場所、仮設住宅もいまだ多く残っている
     まだ人は戻ってきていないように感じた
     大川小学校の校舎は危険なものが取り除かれていたが、時が止まったような、空気は変わらないと感じた
     再び人が住む予定の場所とそうでない場所の差が大きく、戻ってくると思われる場所からは“時間はかかっても本当にこれから進めていくんだ”、という意思を感じた



    <伝えたいこと、これから私たちにできること>

     前を向いて進んでいる人たちがいる。その強さ、偉大さ。
   一方で外からは見えにくい、取り残されていると想像できる人々の存在。
     旧野蒜駅にいた方が、9月上旬の大雨・洪水から「あの日を思い出した」と言っていたこと
     「被災地」としてではない東北の魅力
     忘れないこと、見守り続けること
     新しい駅や道を使うことで、人が増え活気も戻ってくるかもしれない
     ひとつの場所、ひとつのニュースにもさまざま捉え方、声がある。それらを知ること。
     最近「“あの時の大変さや苦しさ“を忘れてはいないだろうか?」と思うことがある。訪れるたびに受け取るものが違う。足を運び、その仲間を増やしたい。
     海外の人にも知ってもらいたい
     今回開催されていた『ツールド東北』のような参加型の復興支援も良いと感じた。
     変化する意味/意図を調べながら、良くも悪くも「変化するもの」があるということ。


<『復興』とは、なんだと思いますか?>

     仮設住宅から復興公営住宅へと転居が進んでいるが、完全に元通りは難しい。個々人歩み出すこと。
     外や上から押し付けられて進めるものではなく、住民の生活の中から発生したものを形にしていくのが理想。そこにはそんな意見に寄り添いつつ、まとめ進めていけるリーダーが必要
     物理的な外側(家、インフラなど)だけでなく、内側(人、家族、緑、動物、いのち、営み)も再び息づくこと
     震災の教訓を基に、新しい形の生活基盤をつくりだすこと
     そこに住む人々の笑顔が戻ること
     正直わからない。地域に住む人たちにとって納得のいくかたちで再び住みやすい場所を築いていくこと。一方的なものでなく、「求められる何か」を一緒に考えたい


たった1日の旅ではありましたが、間違いなく意味のある、貴重な時間を過ごさせていただきました。またここから、私たちYMCAに関わるものとしてできることを模索しながら歩んでいきたいと思います。
YMCA ACT 茂澤いずほ)

東北の旅 ~ご報告~

YMCA ACT・運営委員会主催
 「見よう!聞こう!学ぼう!食べよう!東北の旅 Part3」 ご報告

9月13日(日)に、YMCA ACT運営委員3名、スタッフ3名、藤沢YMCAスタッフ1名の計7名で、仙台YMCAスタッフの方々にご協力いただき、3度目となる東北の旅に行ってまいりました。


震災直後の写真が旧野蒜駅構内に展示されています
午前中はまず、宮城県東松島市の野蒜(のびる)地区周辺を視察しました。東日本大震災でJR仙石(せんせき)線が使えなくなり、しばらくは1時間に1本の代行バスが走っていましたが、今年の5月に運転が再開され、野蒜駅も高台に移設されました。旧野蒜駅の構内はコンビニと震災の情報スペースとなっており、復興支援グッズなどの物販もしていました。




     
      ↑震災直後の旧野蒜駅の様子
↑現在の旧野蒜駅の様子

 線路部分が雑草に覆われた 旧野蒜駅ホーム
防災対策庁舎

野蒜駅を後にし、北上して南三陸町に向かいました。2年前に訪れた防災対策庁舎のまわりにはかさ上げ工事のための土台がピラミッドのように所々に作られ、周辺の景色が見えなくなっていました。
当時、高台へ避難するように無線で呼びかけのあった場所である、この3階建ての屋上を上回る津波が襲い、多くの方が犠牲になりました。今後はこの土台の高さが地面となり、その上に住宅等が建設されていくとのことです。
庁舎前にかざられた千羽鶴

かさ上げ工事の土台
南三陸町のさんさん商店街で絶品の昼食を食べた後は石巻市大川小学校へ向かいました。校舎を残すかどうか今もなお議論が続けられている大川小。「残したい」と訴える卒業生が、“壊してほしい、と思う人もたくさんいる。多数決では決めてはいけないと思う、話し合いを重ねて双方が納得できる方法を見つけたい”、と主張しているとの記事を読み、反対意見を排除するのではなく歩み寄ろうとする姿勢に心を打たれました。
私たちは部外者であるかもしれませんが、犠牲になられた方々の名前と年齢が彫られた石碑からさまざまな想像をすると、涙があふれました。
登っていれば多くの命が助かった、とされる裏山
校舎の様子
お花と祈りをささげました
今回得たさまざまな気づきと学びは、やはり現地に足を運んだからこそのものであると実感しました。仙台YMCAスタッフの方々はじめこの旅を実施するにあたりご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
YMCA ACT 茂澤いずほ)

2015年9月15日火曜日

秋冬プログラムの掲示をしました!

段々と秋めいてきましたね!少し朝晩が涼しくなってきました。
読書の秋、スポーツの秋、そして語学の秋!!
YMCA ACTも少しだけ秋らしい館内になりました!よろしければご来館いただいた際に
ご覧くださいね♪

                                        
(YMCA ACT 樋口さやか)

2015年9月14日月曜日

見事、N2(日本語能力試験2級)合格!!

YMCA ACTでは、英語・韓国語そして日本語クラスがあります。
今日は日本語クラスの嬉しい報告をしたいと思います。

普段、中級レベルのクラスに在籍する生徒の中で3名の方がなんとN2(日本語能力試験2級)に無事合格しました!

日本語のクラスは普段、能力試験の対策は実施しておりませんが、在籍者の中が試験を受けたい!という声があり、能力試験のために講師が別途宿題を出し、各自自宅で勉強した成果が見事実りました。

試験は年2回あり、今度は12月の試験に向け、新たにN2を目指している方々がいます。日本語を学びたい、もっと上達したい!という生徒の皆さんの声に日々講師が奮闘しています!

                                            (ACT 樋口さやか)