2018年12月28日金曜日

『English Camp for Global Leadership 2018』 実施中!②

静岡県御殿場市のYMCA東山荘で、中高生英語キャンプ『English Camp for Global Leadership 2018ECGL)』を実施(1226日~29日)しています。今回は2日目~3日目にかけてのようすをお届けします。



2日目は、夕方からグループごとに分かれてグループ・プレゼンテーションの準備・練習をおこないました。今回のECGLでは以下6つの小テーマごとにグループを作っています。

・Gap between Rich and Poor(貧富の格差)
・SDGs / Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
・Friendship(友情)
・Globalization(グローバル化)
・Discrimination(差別)
・International Cooperation(国際協力)



プレゼンテーションづくりでは、ブレインストーミングで各小テーマへの考えを深めたのち、構成を考え、原稿をつくり、パワーポイントでスライドを作成します。どのような内容を盛り込むのか、どうやって課題意識を聞き手に訴えるのか、どんな実例があるのか、限られた時間の中で話し合いました。

パワーポイントを使うことが初めての参加者も多い中、グループで、さらに「英語」でプレゼンテーションをつくるということに苦戦する参加者も続出していましたが、多くのグループが協力し合ってプレゼンテーションを作成していました。



3日目の午後からはゲストスピーカーの大森佐和さん(国際基督教大学上級准教授)を迎えて、ワークショップ「Globalization and Consequences」を開催しました。
身近な製品がどこから来ているのか探すワークでは、みんな必死になって近くの製品を確認していました。「China!」「Made in Japan!」「It's from Bangladesh!」など、身の回りの製品はどんなところから来ているのか。安い製品が作られているその先ではどんなことが起きているのか。今回は、数ある製品の中でも衣服「Fast Fashion」に注目して考えました。


ゲストの大森さん(国際基督教大)によるワークショップ


この製品はどこから来ている?

最終日に向けて、取り組む内容や出てくる語彙も難しいものになってきますが、みんな必死に食いついています。とくに今日は「グローバル化」とは一体「良いこと」なのか「悪いこと」なのか、深く考える機会になったはずです。「英語を使う」=「グローバルなこと」ではなく、英語を使って「グローバル・イシュー」について考える。まさにそんな時間になっているのではないでしょうか。

ECGLディレクター YMCA ACT 髙階悠輔

2018年12月27日木曜日

大充実の2日間。冬のキンダープログラム

YMCA ACT Winter English Kinder Class ご報告

12/24(祝・月)・25(火)の2日間、
冬の幼児お預かりプログラムを実施しました。
1日目はWinter sports(冬のスポーツ)、2日目はChristmas(クリスマス)をテーマに、関連する単語を学び、さまざまなアクティビティをしました!

1日目は室内にいながら体をたくさん動かして遊びました。
Table curling!! ねらいをさだめて…
指ではじいて競うミニカーリングは、強くはじきすぎると外に飛び出して大変。
アイスホッケーゲームは白熱していました!

新聞紙で簡単 アイスホッケーゲーム!
イラストを探してきたり、くりかえし発音してスポーツの名前(skating, curling, skiing, ice hockey...など)や冬にかかせない服装の単語(scarf, boots, hat...など)を覚えます。
"I like curling!"

スポーツ大会の最後はテーブルエアホッケーゲーム!
みんな真剣な眼差しでした
 SANTAの歌なども歌ってあっという間の1日目。

2日目はまず世界のクリスマスについて少しだけ学びました。
クリスマスはイエスさまのお誕生日ということも
おはなししました

青いサンタさんが来る国や、
クリスマスまでの4週間、毎日少しずつ「シュトーレン」を食べてその日を待ちわびる国、
ケーキではなく、「メロマカロナ」というあまーいクッキーや「グランビエデス」という粉砂糖のかかったほろほろのクッキーを食べるのが当たりまえの国、
トナカイではなくサーフィンにのってサンタさんがやってくる国、
小さなトロールのようなサンタさんが13人もいて、良い子にしていないと腐ったじゃがいもを届けにくるけれど、良い子にしていれば13回もプレゼントがもらえるという国

答えがひとつでないものもあると思いますが、皆さんはどの国かわかりますか?
少し世界に目を向けると宗教や言い伝えによって、本当にさまざまなお祝いのかたちや伝統があり、もっと知りたい!と思うことばかり。
みんなも答えの国をがんばって地球儀で探していました。

さて、クリスマスビンゴでsnowman, present, star, reindeer..など9つの単語を学んだあと、この日はクラフト大作戦!

紙コップに好きなデコレーションをするツリーづくりと、
自分の写真が中に入った世界に一つだけのスノードームづくりに挑戦!


動物やサンタのフィギュア どんな風に配置しようかな?

本格的な工作は、気をつけないと失敗しそうになってしまうこともあって難しかったですが、できあがった作品はみんなとーっても素敵でした!

Well done!!
今冬は皆さん午前だけの参加でしたが、明日はお弁当持ってきたい…と言ってくれた子がいたり、はにかんだ笑顔でリーダーとタッチして帰っていく子がいたり。
がんばって作ったクラフトを見て、この2日間を思い出してくれたら嬉しいです。

リーダーが何も言わなくても机を運ぶのを手伝ってくれたり、自然にお友だちに「ありがとう」が言えていたりして、今回も素晴らしいメンバーが来てくれたなあ、と感じました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
Merry Christmas!! またお待ちしています★
(YMCA ACT 茂澤)

中高生英語キャンプ『English Camp for Global Leadership 2018』 実施中!①


静岡県御殿場市のYMCA東山荘で、中高生英語キャンプ『English Camp for Global Leadership 2018ECGL)』を実施(1226日~29日)しています。今年は、栃木、茨城、埼玉、東京、神奈川、富山、京都、広島、熊本から33名の参加者が集まりました。




ECGLでは、中学2年生から高校3年生までの参加者が、34日の日程で「英語だけ」を使う環境で、グローバル・イシューに関連した様々なアクティビティを通して、コミュニケーション力の強化に挑戦します。初日の26日は、全国から参加者が集合し、お昼過ぎからアクティビティを開始しました。




ECGLではこのようなアクティビティに取り組んでいます。
Orientation Quiz Match
YMCA理解とECGLの基本情報を確認するためのグループ別クイズ対決

May I ASK…? / Introducing
ランダムに友達を選び、インタビューをする。その後、My friend is …と周囲に紹介
What do your friends call you?
What do you like better, dogs or cats? Why?
What’s your best / worst memory of your childhood? etc.

Grammar King and Queen
英文法の○×クイズ。最後まで間違わずに英文法King / Queenをめざす

Vocabulary Game featuring Global Issues
グローバル・イシューに関連した単語を使ってのカードゲーム(Refugees, SDGs, Global Warming, etc.

Quick Response Training
その場で当たったお題に合わせて即興スピーチ。スピーチを考える時間は回を重ねるごとに短くなっていく


はじめこそおとなしく声も小さかった参加者でしたが、ECGLでは最初からコミュニケーションをとるアクティビティが目白押しです。息つく暇もなく英語での会話の時間が続く中で、あっという間に緊張感も薄れ、笑顔で会話する姿が見えてきました。

また【Quick Response Training】では、スピーチの中身が思い浮かばずに沈黙してしまう子もいましたが、話せないこと、言葉が出てこないことの悔しさが、次のステップへのモチベーションに繋がるのではないでしょうか。


2日目から3日目にかけてはテーマ毎(SDGsGlobalizationGap between Rich and Poorなど)に分かれてのプレゼンテーションづくり、ゲストスピーカーによるワークショップなどに取り組みます。英語が得意な参加者も、頑張っている参加者も、みんなが頭をひねりながら、活発にコミュニケーションを続けています。
最終日にむかってどのように変化していくのか、とても楽しみです。
YMCA ACT 高階)

オリパラ英語ボランティア講座 修了報告

YMCA ACT オリパラ英語ボランティア講座 全20回修了報告

5月から開始したオリパラ英語ボランティア講座。
水曜夜と土曜夕方に開講していましたが、12月ですべてのクラスが終わりました。
5回×4ユニット、全20回の講座を終えたみなさんをはじめ、ちょうどご都合のついた1,2ユニットに参加してくださった方や3つめのユニットからご参加くださった方もいらっしゃいました。
映像や調査データ、テーマに合わせた表現リストなど多くの教材を用い、さまざまな場面を想定したロールプレイなども通して学習してきました。

みなさんに聞いたところ、特に人気だったユニットは3つめの
"Culture and Sensitivity" の分野。
ただ英語が堪能であれば良いのではなく、非英語圏からの観光客が多いことも考慮し、よりシンプルな表現でのコミュニケーションが重要であることを学べた、という声や
日本の伝統についてなど、自分でもなかなか説明できないようなことを学べ、とても役立った、という感想も。

土曜クラスのみなさん。いい笑顔です!
今後も実際のボランティア活動に直結する事柄を学べるような講座を計画していきます!
このプログラムでの学びが皆さんの今後に活かされていくことを心から願っています。
(YMCA ACT 茂澤)

朗読クラス発表会 ~おわりのない「朗読」の魅力!~

YMCA ACT 朗読ボランティア講座 発表会のご報告

12月11日(火)
普段午前と午後、それぞれで実施している朗読クラスが合同で発表会を開催しました。
YMCA ACTには英語のクラスだけでなく、日本語での朗読クラスがあるのをご存知でしたか?
月2回、みなさん生き生きと小説やエッセイ、絵本、昔話などを題材に、ときには発生の練習も交えて、聞き手の心に伝わる朗読を学んでいます。


発表会では、太宰治、宮沢賢治の作品や「納豆の茶漬け」のお話、クリスマスにまつわる作品、自作絵本などさまざまなジャンルの朗読がお一人おひとりから披露されました。


終了後にはお茶菓子を囲んで、ふりかえるひとときを。
「朗読には終わりがない」
「みなさんに刺激をうけて、もっと挑戦したい!という気持ちになる」
「朗読を通して新しいことにたくさん出合い、楽しいひとときを過ごしてこられた」

そんな皆さんの想いをうかがうことができ、朗読の奥深さに魅力を感じざるを得ませんでした。
担当講師からは、メンバー一人ひとりの発表へのコメントのほか、
高い山ほどふもとが広い。頂上にのぼっていくのにさまざまな方法があるように、朗読にもさまざまな語り方があります。
とのメッセージも。


最後はいつもマジックを披露して場を沸かせてくださるメンバーからのショータイム!
なんで~!?という声とともに拍手!


1月からも心機一転、和気あいあいとした雰囲気で、朗読の力を磨いていきます。
無料体験も募集中!
次回の発表会が楽しみです!
(YMCA ACT 茂澤)

2018年12月6日木曜日

ひとあしお先に..Global Christmas Party!!

YMCA ACT  グローバル・クリスマスパーティのご報告

12/1(土)少し早いクリスマスパーティを実施しました!
普段英語クラスを受けもつ外国人講師はじめ、日本語クラスの生徒さんや英会話会員のご友人、地域の国際交流ラウンジの方などもご参加くださり、楽しい時間を過ごしました。
まるでケーキ屋さんで売っているような絶品手作りスイーツを
会員の方が差し入れしてくださいました!!
一品持ちよりのポットラックパーティ♪
 今回は、皆さんが自由に交流する時間のほか、「地球の食卓」のワークショップ(開発教育協会の教材を使用)や、講師Derek&Danielによる世界のクリスマスにまつわるクイズ大会も実施!
「グローバル・クリスマスパーティ」の名の通り、参加者の国籍がさまざまなことに加えて、世界を知る時間を皆さんと共有することができました。

サンタクロースの語源"聖ニコラス"はどこの国からきた?
などなどタメになるクイズ満載

また、8月のチャリティイベントでもご協力いただいた@candle_shiroさんのハンドメイドキャンドル(売り上げの3.5割以上がYMCAの募金およびACT cafeの運営維持費に)を委託販売させていただきました。ドライフラワーが入っていたり、素敵なグラデーションとふんわり漂う甘い香りに、陳列し始めてすぐに会員の方がご購入くださいました★
12月いっぱいは受付で引き続き販売いたしますので、気になる方はぜひお手に取ってご覧ください!
売り上げが募金になるハンドメイドグッズ
また、フィンランドの伝統的な装飾品"Himmeli(ヒンメリ)"をボランティアリーダーのMegさんとSachikoさんが手作りしてきてくださいました。
一見シンプルですが、ワラを使ったあたたかみのある繊細な装飾品。誕生祭などにも用いられてきたそうですが、クリスマスにはツリーのオーナメントにぴったりです!
こちらは全額ACT cafeの運営維持費への寄付となります。
謎の忍者も七夕に引き続き登場!!
募金と差し入れをくださる良い人すぎる忍者にみんな仰天です…


パーティ終盤には同日夕方実施のキャロリングで歌われた、さまざまな言語でのクリスマスソングの合唱も。にぎやかなあたたかいひとときでした。

持ち寄ったたくさんの食べ物・飲み物はまったく残すことなく、ワンコイン募金で詰め放題弁当にしてお持ち帰り!こちらは会員の方からのアイディアです!
今回のパーティの純益は15,000円となり、YMCA国際・地域協力募金とさせていただきました。

「はじめて来たけど、すごく楽しかった!またお知らせ待ってます!」との嬉しい声をいただき、とても嬉しい気持ちに。

 スタッフが至らない中、進んで準備・片付けに加わってくださった会員の方々。日々、皆さまに支えられていることを実感した瞬間でした。皆さまといっしょに創りあげるチャリティパーティ、YMCAならではなのではないでしょうか…?
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!!
Wishing you all a very Merry Christmas!☆彡
(YMCA ACT 茂澤)