これは1989年11月20日に「子どもの権利条約」が採択されたことを記念しています。
1.生きる権利
2.育つ権利
3.守られる権利
4.参加する権利
この地球に住むすべての子どもたちは、これら4つの権利を持っています。この権利を守るために、具体的な条文に落とし込んだのが「子どもの権利条約」です。
YMCA ACTでは、児童・ユース英語メンバーと一緒に「子どもの権利条約」の条文を読み、3つの質問に答えてもらいました。
・いちばん大切だと思うものは?
・はじめて知ったものは?
・大人に守ってほしいものは?
このそれぞれの質問に対して、自分の考えにあてはまる条文の番号をワークシートに書き込みます。
条文を読んでいると、「社会保障」「搾取」「養子」など、小さな子どもたちには難しい単語も出てきます。
しかし、先生がかみ砕いて説明してくれたり、辞書で調べたり、なかにはお家で保護者の方が手伝って読み込んでくれたメンバーもいました。
小学生のメンバーからは、「こんなにたくさんの権利があるの?」という発見や、
「10条(他の国にいる親と会える権利)ってどういうこと?なんで親が海外にいるの?」といった疑問、「休むのも権利なんだ!」という驚きの声が上がっていました。
ユースクラスのメンバーは、学校の授業などで触れている子も多く、教育保障や少数民族・先住民の子どもの権利、表現の自由などについて、授業の中でも話題に上っていました。
自分たちが生活の中で当たり前に思っているようなことも実は「権利」であり、それは守ろうと努力し続けなければなくなってしまうかもしれないものです。その点を今一度確認できたのではないでしょうか。
また、「これはなんだろう・どういう意味だろう」という疑問も、実は世界に、そして気づかないだけで身の回りにも、そういった境遇におかれている子どもたちがいるということを間接的に知る機会にもなります。
子どもたちだけで考えるのではなく、すべての会員と共に「子どもの権利」について考えるために、ACTでは子どもたちに記入してもらったシートをすべて掲示しています。
質問の3つ目「大人に守ってほしいものは?」の欄は、「大人」のみなさんにもぜひ注目して見ていただきたいと思います。
すべての子どものために、今できること、これからできることを、考え・行動できるような場をYMCAではこれからも提供していきたいと考えています。
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みんなで考えたよ! |
記入してくれた皆さん、ありがとうございました。
(YMCA ACT 髙階)