2018年10月27日土曜日

児童ハロウィンプログラム「Halloween Yokohama Exploring」

10月27日(土)に、ハロウィン本番よりも少し早く、幼児・小学生を対象としたハロウィンプログラム「Halloween Yokohama Exploring」を実施しました。

近年日本でも大きく取り上げられるようになったハロウィンですが、
なぜハロウィンは始まったのか?なぜカボチャを飾るのか?
みなさん知っていますか?
イベントのはじめは、「ハロウィンのルーツ」を知るクイズをおこないました。

ハロウィンの由来には諸説ありますが、
古代ケルトのお祭り「Samhain」に由来し、先祖の霊が帰ってくると同時に付いてくる悪霊から身を守るために、怖い仮装をしたのがはじまりだと言われています。

ハロウィン文化のもとになったケルトのお祭り。
今のアイルランドのあたり?
また、秋のイベントはハロウィンだけではありません。
世界には様々な秋のお祭りがあります。

そのひとつとして紹介した、ドイツの「Oktoberfest (オクトーバーフェスト)」
大人のみなさんにとってはビールのお祭りとして有名ですね。
参加者のみなさんにビールはまだ早いので、
代わりにジュースの入ったコップを手に、ドイツ語で乾杯の歌「Ein Prosit」を合唱。
ぐびっと一気に飲み干しました!

乾杯の歌「Ein Prosit」
CMなどで聞いたことがある人もいるかも
乾杯の後は、ACTのある神奈川区鶴屋町周辺でスタンプラリーをおこないました。
「池に囲まれたどうくつをさがせ!」
「空にうかぶお寺をさがせ!」
といった、三宝寺や金刀比羅神社などをめぐるミッションを、協力して解決します。

スタンプポイントはどこかな?
本覚寺正門前
ここは江戸末期にアメリカ領事館として使われていました。
スタンプラリーの最後、某旅館に立ち寄ると、そこにはなんと忍者が!
本物の忍者から手裏剣の投げ方を教えてもらいました。

子どもたちにあいさつする忍者
手裏剣を投げる
さて、「ただのコスプレお菓子イベントでは終わりたくない!」という一スタッフのこだわりにより、もはや何のイベントだったのかわからなくなってきましたが、皆無事ACTに帰り、スタッフからお菓子をもらうことができました。

みんないつかいつかと待っていたお菓子贈呈
Trick or Treat!!
ここ数年急にハロウィンが注目されてきていますが、元のルーツはどんなものか、ハロウィン以外にはどんなお祭りが世界にはあるのか、様々な視点から見つめることを忘れずに、このイベントを楽しめるといいですね。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

(YMCA ACT 髙階)

2018年10月24日水曜日

さわやかな秋晴れの下、楽しくチャリティー!

YMCA ACT  チャリティーランのご報告

10/20(土)横浜YMCA 『第21回インターナショナル・チャリティーラン』
がみなとみらい21地区の臨港パークで開催されました。
毎年天気が心配されますが、今年は気持ちの良い秋晴れに恵まれました!

ACTからは毎年、800m×5名が1チームとなり「痛筋快足(つうきんかいそく)ACTY」というチーム名で出場しています。
今年はなかなかランナーが集まらない中、英語のユースクラス会員、日本語のプライベートレッスンを受講する生徒さんのお友だち(中国)、ユースリーダー、また中央YMCAの日本語専門学校の生徒さん(ベトナム)、と国際色豊かで若い皆さんがACTのランナーとして走ってくれました!!

Bコース(800m)の出場チーム49チーム中、結果は18分54秒で16位!

入賞とまではいきませんでしたが、意外と長い800mを走り切ってくれ、本人たちや見に来たご家族も「本当に来てよかった!」「こんな楽しくて大きなイベントをやってるとは!」と喜んでくださり、その笑顔にこちらも嬉しくなりました。


障がいのある子どもたち、特に目には見えにくい発達障がいのある子どもたちのために、保育園の子どもからお年寄りまで総勢545名のランナーと100人規模のボランティア、多くの企業からの協賛で実施されているこのイベント。
競技後の抽選会も盛り上がっていました♪(ACTのユースも当選していました!!)

1チーム出場条件の5万円のスポンサー募金も、ACTではたくさんの会員の方々にご協力いただき今年も参加することができました。 ありがとうございました。

少し気は早いですが、来年走りたい!と申し出てくださる方をいつでも募集しています!
(YMCA ACT 茂澤)


いっしょに福島に行きませんか? ~いってきました~

YMCA ACT  2018東北の旅 福島訪問のご報告

すっかり秋らしくなってきました。あっという間に日も短くなってきましたね。

10月14日(日)
YMCA ACTの運営委員や英語講師、元スタッフとともに、福島の浜通りを訪れました。
YMCA ACTとして福島を訪れるのは2度目。改めて福島の現状を自らの目で見ることは大切だと考え、2014年以来に足を運びました。

 カリタス南相馬(https://caritas.ctvc.jp/)のスタッフの方々にご案内いただき、南相馬市から富岡町まで南下しました。
 カリタス南相馬の南原さんは、放射線の基礎知識をはじめ、現地の状況や人々の声を短い時間でたくさん語ってくださいました。

●避難指示区域で地域が分断されてしまい、家族もバラバラになってしまったこと
南相馬の有名な野馬追祭場

●避難指示が解除されたことで補償金が打ち切られるなど、新たな課題が出てくること

家族が無事だったとしても、あるいは補償金をもらえたとしても、「あなたはいいね」という周囲の人からの言葉に傷つき地域に出るのが億劫になる方が多くいらっしゃること
希望の牧場(吉沢牧場)の牛たち。
取り残された牛たちを何が何でも守り続けようと
懸命な取り組みが続いています

●家族に原発で働いていた人がいるため「原発反対」の声をあげられない人々のこと

●除染と放射性物質の半減期により、5年前と比較すると南相馬の線量はだいぶ下がってきていること(むしろ名古屋や大阪よりも低いこともある)

海岸近くには津波の被害を受けた家屋が手つかずのまま
●富岡町など、道路一本の違いで避難指示解除された所とそうでない所があり、「本当に住んで大丈夫なのか?」という不安があること

・ 

 南相馬市鹿島区の田畑はきれいでしたが、浪江・双葉町と近づくにつれ田畑だった場所が荒れて草が伸び放題に。
7年前の津波の被害がそのままの家屋も残っており、時が止まったようでした。
 

南相馬市小高区では、おだかぷらっとほーむ(http://www.pref-f-svc.org/archives/9457)の廣畑さんよりお話を伺いました。

震災前と比べると戻ってきた人は少ないけれど、本当に小高を好きな人が選んで戻ってきたのだから、きっととても良い町を作れる、とおっしゃっていたのが印象的でした。

こちらの小高工房では小高産唐辛子と南相馬産菜種油"油菜ちゃん"を使用した「辛油」という一味を出しています。被災地ブランドとしてでなく、本当においしいもの、良いと思ってもらえるものを作っていきたい、と語っておられました。
おだかぷらっとほーむの前で

放射線の汚染物の入った袋の山が遠くまで続く

汚染物のトン袋(1トン入るのでトン袋と呼ばれる)が積まれた山が見えないほど遠くまで続く光景や、家々の前のバリケードを目にし、問題の大きさと人間の小ささに言葉にできない気持ちになりました

正しい・正しくないと想像だけで判断せず、やはり事実を見に行くことの意義を感じました。
道路の左側は避難指示が解除されていて、
右側は入れないようバリケードが設置されている
夜ノ森公園は桜の名所。
花見の時期だけは桜が良く見えるように警備の方が
バリケードを少し開けてくれたそうです
 今後は写真展などを通して今回の学びを発信したり、2月のイベント「ONE ACT DAY」で小高工房の商品を販売するなど考えています。
 ぜひ今後も皆さんといっしょに、震災から見えた社会問題についても考えていきたいと思います。
(YMCA ACT 茂澤)

2018年10月4日木曜日

ACT Café 4th session 報告

YMCA ACT  ACT cafe 4th session -FOOD for everyone- ご報告

Hello everyone!こんにちは、YMCA ACTにてボランティアメンバーとして活動しています、Megです。
9月29日に行われた第4回ACT CAFEの様子をお伝えします。

ACT CAFEは「ACTに集う人々との交流をもっと深めたい!」と言う思いから始動した、ボランティアメンバーによる新しいイベントです。月に一度ゲストをお招きして、新しい情報を得たり、シェアしたり。色々な人が気軽に話し合える、そんな「カフェ」を目指しています。開催時にはワンコインを目安に参加費を頂戴して、YMCAに寄付をしたり、次回開催のために使用したりしています。


9月は厚生労働省が「健康普及月間」と定めており、それと関連づけて「健康」をテーマにACT CAFEを企画しました。今回のゲストは、ACTの会員さんであり、栄養士として活躍されている芦澤あずささん。日本人の食生活は今どうなっているのか、どうしたらより手軽に健康的な食生活を送れるのか、実際に調理をしながら、教えてくれました。
会の最初に、普段食べることが大好きな私からも、
留学を通して感じた海外(主にヨーロッパ)の食生活について簡単にプレゼンテーションしました
こちらはあずささんが提示してくれた、一日に必要な野菜の実際の量(350g
すごくボリュームがありますよね!
「日本食は、“おひたし”など本来野菜をたくさん食べられる調理法が色々とあります」
今回はお鍋一つで簡単に出来る重ね蒸しで、たっぷり野菜を摂る方法を教えてくれました
味付けは塩コショウのみ。
野菜と肉のうま味がぎゅっとつまってとてつもなくおいしい重ね蒸しに!

 この日あずささんは他にも「ふすま粉(ふすまとは、小麦の表皮のこと。小麦粉になる際に精製されてしまいますが、本来食物繊維、ミネラルが豊富な部分なんだそう)」を使った手作りパンや、自家製ラムレーズンを使用したケーキも持って来てくださいました。


今回は私の友人やYMCAのケニア出身の先生とその友人、普段英会話クラスに通う皆さんなど、参加者は10人以上。とてもインターナショナルで、様々な声が行き交う素敵な会となりました。


みなさんパンやドリンクを自由に手に取りながら、健康について考える時間を共有しました。


新しいお友だちが出来て、今まで知らなかったことを勉強出来て、とても有意義なカフェタイムとなりました。
そして私が何より嬉しかったのは、ACT CAFE終了後にあずささんが言ってくれた「こんなに私が思っていることを語れたのは本当に嬉しい!」と言う一言でした。
みなさんに集まっていただくことも大切な目的の一つですが、発表していただくゲストの方に満足していただけたのは、とても幸せなことでした。
「自分のやりたい!を実現出来る」。ACT CAFEがそんなみなさんのアイデアにあふれたカフェになって行けるように、今後も頑張ります!

次回はACTイベントと合同で、1027日(土)にハロウィンイベントを企画中です。詳細はACT受付にて、ご確認ください。

今後ACT CAFEにご協力いただける方も大募集中です。詳しくはACTスタッフ、またはボランティアメンバーまでお願いいたします。

(YMCA ACT ボランティアリーダー 大内めぐみ