2021年12月15日水曜日

「ACTと私」

YMCA ACTリーダー 山上 愛子

私は、YMCA ACT(以下、ACT)の活動を通じて、多くの学びがあり、また一生涯の仲間と出逢えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。年齢、職業を問わず、さまざまな人と関わる機会があり、同年代とのコミュニティーが中心だった私にとって、視野を広げるきっかけになりました。本当にありがとうございました。

ACTで学んだことで、今も拠り所とする価値観は、2つあります。

1つは、ひとつの想いが合わされば10にもなること。周りと協力することにより、良いシナジーが生まれ、一人ではできない大きなことを達成できることです。もう1つは、リーダーの在り方は多様であっていいことです。

一つ活動を例にすると、OPEN HOUSEというチャリティーイベントのプロジェクトリーダーを務めた時のことです。テーマを決めて、半年程度の期間、ミーティングを重ね、スタッフ、リーダーたちと議論を重ねました。厳しい指摘をたくさん受け、時に逃げ出したいと思ったことも多々ありました。私は、みんなを取りまとめることに長けているタイプではないため、自分自身がリーダーとして統率することが不適切なのではないかと思い悩むこともありました。また、この活動を通じて実感したことは、始めから完璧なリーダーはいない、自分で全てを背負うことではなく、その活動に集う一人ひとりが強みを最大限に活かせるようサポートしたり、補強し合えばいいということです。リーダーには、いろいろなタイプがいていいことを学びました。ミーティングを重ねるごとに、みんなの想いが一つになり、スタッフの方々、リーダーにもフォローをしてもらい、当日イベントでは、たくさんの募金を募ることができました。一人ではできないことをみんなの力で成し得た活動の一つでした。

現在、私は会計コンサルティング会社の管理部門で働いています。管理部門のどの業務においても、ACTで培った経験や価値観が、日々の仕事を進める上で役立っていて、いつも自分の核としてあります。