2015年11月11日水曜日

【有馬高校英語キャンプ】大きな可能性をもつユースたち

YMCA ACT有馬高校英語キャンプ実施報告

アクティビティ "May I ask...?"


11月6日・7日の一泊二日で横浜YMCAが受託して運営する神奈川県立有馬高校の英語キャンプが、御殿場市YMCA国際青少年センター(東山荘)で行われました。


高校1年生英語コースの39人の生徒たちが、英語でインタビューをしあって他己紹介をしたり、グループ対抗の単語ゲームをしたり、各テーマごとのポスタープレゼンテーションを行なったり、またソロスピーチを行なったりと、2日間盛りだくさんの内容をこなしました。
他己紹介中。"Her favorite musician is..."
はじめは全員の前で英語を話すということを躊躇する生徒たちが多かったようですが、まずは挑戦してみないと始まらないもの。
白熱のチーム対抗 単語ゲーム
プレゼンテーションの様子(テーマ:Family)

生徒たちにとって「少し難しすぎるかな…」と心配していたアクティビティも、講師たちの想像をはるかに越える成果を見せてくれました。
特に、チームごとに与えられたテーマで協力して作成したポスターは、
「芸術コースのクラスなのでは?」
と思うほどにバラエティに富み、内容も非常に工夫されたもので、彼ら・彼女らのもつ大きな可能性を感じました。





何も見ずにいきなりスピーチをする様子
また、1日目に、突然与えられたテーマで1人1分ずつスピーチをする際には落胆の声をもらしていた生徒たちが、2日目のラストスピーチでは、原稿を考えずとも思い思いのテーマで気持ちを込めて発表していました。
思い通りにできた子も悔しい思いをした子もいたと思いますが、それぞれに精一杯取り組む姿には本当に成長を感じ、聴いている講師たちも胸をうたれました。


修了証授与
最後に修了証を受け取った時には達成感からか、終わってしまう寂しさからなのか、感極まって涙を流す生徒もおり、YMCAの講師・スタッフももらい泣きしてしまいました。


高校に入って初めてのクラスメイトと共に過ごした一泊二日。夜には生徒たち自らが準備したクイズ、マジック、バンド演奏などで楽しい時を過ごし、絆もぐっと深まったように感じました。
全員が有馬高校生で英語が好き、という共通点を持ちつつも、興味や得意不得意もさまざまであり、喜んだり悩んだりして日々を過ごしているという点では、やはり同じ「人」であると思います。

生徒からのコメントに
"I learned to respect differences." (違いを尊重するということを学びました。)

という感想があり、今回のYMCA講師からのプレゼンテーションテーマであった
"Differences are cool."(違っているってカッコいい。)
ということも心に留めてくれたのだと、嬉しく感じました。
アメリカ・ケニア・フィリピン・日本のYMCA講師、スタッフと有馬高校の先生方

有馬高校の先生方からは、
「普段、学校ではシャイだと思っていましたが、実はみんな英語でたくさん話すことができるのだ、とわかりました」「すべての生徒が、色々な意味で成長したと感じました」とのコメントもいただきました。
これからも生徒たちが楽しく英語を学んでいき、世界とつながって他者のためにその英語力を活かせることを願っています。素晴らしい2日間を、ありがとうございました。
(YMCA ACT 茂澤いずほ)