このことを想い、YMCA ACTでは「祈りのナガサキ」と題して、体験者である佐藤千郎さんから当時のお話を伺う機会を持ちました。
佐藤千郎さん |
話者の佐藤さんは、当時長崎県諫早市にお住まいの小学生でした。
ゆったりとした時間の中で8月9日がやってきました。しかし、「その時」地響きがして、昼間なのに暗闇。
垣間見た被爆者の惨状…。佐藤さんの養母様や伯母様が二次被爆をされたこと、またその二次被爆の恐ろしさ。子どもの目で見た状況をそのまま語って下さいました。
そして、あえて被爆手帳の取得をなさらなかった方々の存在、
ナガサキの体験を直接伺う機会は少ない |
日本国憲法前文 |
質疑応答や意見交換の時間には、参加者の方からも長崎でのご経験やカトリック神父様が世界中の信徒へ宛てた平和のメッセージを読み合せました。
最後に、「日本国民は国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」と結ばれている「日本国憲法前文」の解説をしていただきました。
平和の祈り |
手作り蝋燭と共に参加者全員で祈りの時を持ちました。 |
後半は、candle_shiroさんの手作り蝋燭に灯をともし、参加者全員で平和の祈りを唱えて終了しました。
「祈り」の時間の中で、ナガサキを通して、多くのことを感じ、
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
YMCA ACT 平野絹絵