2018年8月21日火曜日

教室で使える!HIV/AIDSを伝えるワークショップアイデア

YMCA ACT  第25回AIDS文化フォーラム in横浜 ご報告

この夏8月3日、4日、5日と開催された【2018 AIDS文化フォーラム in横浜】の2日目、YMCA ACTでは運営委員のお二人のリードのもと、『教室で使える!HIV/AIDSを伝えるワークショップアイディア』と題して、主に保健師や養護教員向けに1コーナーを担当しました。
アイスブレーキングで打ちとけた後、HIV/AIDSと聞いてイメージするものを皆さんで模造紙に書き出していきました。
中学生とこのマインドマップをやると、HIV/AIDSからはかけ離れたものにたどり着くことも多く盛り上がります!
どんどん足されていくマインドマップ!



はじめまして!






 


1クラスを対象とするものと、学年全体を対象とするもの、2パターンをご紹介し、実際の授業経験から得たポイントや効果的なアイデア等をお伝えしました。

授業の流れを紹介した他、参加者にも実際のアクティビティを体験していただきました。色紙入りのコップを使って参加者同士で混ぜ合い、一人が持っていたHIVウィルスがいかに広がるかを知るシミュレーションでは、はじめの一人と接触したか否かにかかわらず、最後には半数ほどがウィルスを表す色紙を持っており、その拡大具合が見て取れました。


「世界がもし100人の村だったら」のワークショップ(開発教育協会の教材)では、HIV感染者の男女比や大陸別の感染者数等に分かれて体感していただきました。
なかなか「自分には関係ない」と思いがちのAIDSの問題ですが、視覚に訴えたり体を使って学ぶことで、中学生の皆さんにもきっと向き合ってもらえるはずです。


 
参加者の中には中学校の養護教員の方もいらっしゃり、実際のYMCA ACTの出前授業に興味を持ってくださったようで嬉しく感じました。私たちが伺えない所でも、このような楽しく・易しく学ぶアイデアを教員の方々に使っていただき、正しい知識が広がることを願います。

私たちは年間に数校の中学校から依頼を受けて「HIV/AIDSや性感染症予防を伝える啓発授業」を実施しています。
今後も‟英語学校なのにそんなことも?”と思われるような地域活動も行っていきます。お気軽にお問い合わせください!

(YMCA ACT 茂澤)