2019年4月13日土曜日

熊本地震ドキュメンタリー映画「西原村」上映会

4月13日、まもなく熊本地震から3年を迎えるこのタイミングで、ドキュメンタリー映画「西原村」上映会を実施しました。(映画「西原村」ホームページ


映画のタイトル・舞台となった西原村は、熊本県の北西部に位置する人口およそ6,500人ほどの村です。2016年の熊本地震ではニュースで取り上げられる回数があまり多い地域ではありませんでしたが、4月16日の本震では震度7を計測し甚大な被害が出ました。


今回の映画では、西原村に暮らす住民が地震を経て、どのように自分たちの暮らす「地域」と向き合っていくかが描かれています。

西原村の一部は活断層の真上に位置しており、集団移転をするのか、あるいは生まれ育った地で生活を続けるのか、住民の考えは同じ集落の中でも分かれます。役場の職員、集落の班長、建設業に携わる者、新築のマイホームが全壊してしまった者、それぞれの立場で、ひとりひとりが復興に向き合っていきます。


熊本地震から3年という折、元号だけが変わっても、震災の傷跡が消えるわけではありません。映画「西原村」を通して参加者の皆さんが、熊本地震のこと、そして自分自身の「地域」との向き合い方を考えるきっかけになったのではないでしょうか。

(YMCA ACT 髙階)

※本映画ディレクターの久保理茎さんと、プロモーションの水流昌彦さんには上映会開催にあたり多大なご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。