2019年7月22日月曜日

どんな病気?-AIDS(エイズ)の基礎知識を中学校で-

YMCA ACT・HIV/AIDS基礎知識ワークショップ in都岡中学校  報告

皆さんお気づきの通り、YMCA ACTは、他の英語学校とは少し違います。
その違いの一つとして、英語教育だけでなく、青少年向けの啓発活動をボランティアの皆さんとともに地域に出て行っておこなっている、ということがあります。


今回は旭区にある都岡中学校の3年生のクラスで性感染症とHIV/AIDSに関する基礎知識を学ぶワークショップを実施しました。
なんとなく話題にしづらい、自分とは関係ないと思いがちな”性感染症”について、イメージマップ作りやクイズ、ウイルスの感染経路拡大を視覚的に理解する「乾杯アクティビティ」などで少しでも身近な問題ととらえることができるよう、一緒に考えました。


HIV(ウイルスの名前)感染によって引き起こされる
AIDS(エイズ:免疫不全によってかかりやすくなるさまざまな病気の総称)は、
ただ「こわい」「かかったら死んでしまう」というイメージの方も多いかもしれません。たしかに一度感染すると完全にウイルスを取り除くことはできませんが、今では症状を抑える薬もありますし、何より、予防ができるものです。地域の保健所では無料・匿名で検査ができます。

HIV/AIDSを理解し支援するシンボル、レッドリボンを持って帰ってくれた生徒の皆さん。
下校中、エイズのことを話しながら帰っている生徒さんを見かけ、まず「話題に出す」という行動を起こしている彼らを頼もしく思いました!

多様な人種、性、習慣、個性の人々とともに生きている中、ちがいがあることを当たり前のように受け止めて、困っている人が一緒にいて安心できるような私たちでありたい、皆さんであってほしい、と思います。

今後も、地域で啓発ワークショップを続けて行っていきます。一緒にワークショップを実施してくれるボランティアさんも募集しています!
(YMCA ACT 茂澤)