2021年12月17日金曜日

地域社会におけるACTの働きと私の想い

第6代館長 石川 義彦 (2007年-2009年)

YMCA ACTは地域社会において、グローバルな視野をもちコミュニケーション力を磨いてスペシャリストや社会に貢献する人を輩出するセンターでした。

近くのホテルに滞在されて迷った外国人が立ち寄りやすい場所にあり、成人の語学クラスを中心に国際文化の学びや交流が多い国際センターでしたので、全国YMCAの語学事業の象徴的なセンターの役割も担っていました。国際交流パーティーは多くの近隣の外国人も訪れ、100名近くもの参加者であふれていました。中高生英語クラスが終わった学生とその友人が、子どもたちの体験活動を行うボランティアを中心に、募金活動や海外キャンプ引率、国際カンファレンスなどに積極的に関わり、国際感覚がある若いボランティアリーダーが育ちました。会員からボランティアリーダー、そして運営委員や社会人ボランティアへという、メンバーシップ・バイ・デザイン(プログラム参加者から担い手会員へ)の体現が豊かにされている拠点でした。

YMCAを通して多くの人材が育っていったことに感謝し、今後もYMCAの働きに関わっていただければと願っています。そして祈りとともに、神様によってこの地に蒔かれた種は、必要な時期に必要とされた場所に蒔かれ、思いや願いがこれからも新たな場所で根付いていくことを願っています。