2021年12月19日日曜日

自分が一番自分らしくいられる場所

YMCA ACT リーダー 木村 真理子

私がリーダーになったのは高校一年生の時(1995年)。英会話が終わって帰ろうと思った時、一階の教室からなにやら話し声が聞こえました。どう見ても英語のクラスではなく、かなりの大声で何かをディベートしているように見えました。「あれはYMCA ACT のリーダーたちで、今度ある行事にむけてミーティング中なんだよ」とスタッフの方が教えてくれました。「ちょっと見てみる?」と部屋に案内された。確か制服の人もいたし、社会人みたいな人もいて、私はなぜかとても強く興味を感じて、一度参加させてもらうことにしました。その時は、私のかけがえのない居場所になるとは思ってもいませんでした。また、これから親友となる人がそこにいるとも知りませんでした。リーダー活動は、とても楽しくて、刺激的でした・異なった年代、職業、性格の人間が集まり、一つの目標のために熱く語って作り上げていく姿が良い意味で衝撃的で、毎日がとても楽しかったです。たくさん笑って、泣いて、議論しました。何か物足りない自分の人生に光が差した気がしました。

子どもたちとの関係性も、ただ遊んで楽しむだけではなく、そこからこんなことを感じ取ってほしい、大切な価値観を伝えたい、と常に考えながら寄り添い。とても素晴らしい活動だな、と感じました。

ところで今でもずっと大切にしているのは、あるリーダーから教わったDorothy Law Nolteの「こども」という詩です。

”批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる” -と始まり
“可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる”
と終わります。

今でも子どもだけでなく大人と関わる時、このこと考えながら、コミュニケーションをするように努めています。そして、添付している絵は、留学する前の送別会でいただいたもので、わたしの宝物です。何度でも見るたびに笑顔にさせてくれる。今思い返してもACTは、そしてそこで出会った仲間は私の人生で自分が一番自分らしくいられる場所だった、と心から思います。感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。